【学振とは編】採用実績のない研究室から日本学術振興会特別研究員に採用された方法

学振申請書作成
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こんにちは。博士ブログの はくし です

 

本日は、私が学生の頃採用された日本学術振興会特別研究員(DC)を目指す学生に向け、当時の私の経験から参考になるようなことを書ければと思いこの記事を書いています

 

*今回の記事は、博士課程進学予定および在籍中の方に向けたものであり、PDの取得を考えられてる方には少し情報不足な点がございます。ご了承ください。

 

はくしくん
こんにちは。この記事では、簡単に学振について説明するよ!

日本学術振興会特別研究員とは

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日本学術振興会特別研究員(通称 “学振“)とは、『日本トップレベルの優れた若手研究者を採用し、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与え、研究者の養成・確保を図るため、研究奨励金および研究費を支給する制度』である

 

簡単に言うと、日本学術振興会に選ばれた博士課程の学生が、月額20万円の給料と年間150万円以下の研究費が支給される制度のことです(採用された際は、奨学金の辞退や副業の禁止など色々と制約はある)

 

それ以外にも、採用実績があるだけで就職活動で有利に働いたり、見えないところでもいいことづくしです

 

はくしくん
以下にもう少し詳しい情報を示していくよ!

特別研究員の対象者について

学振は大きく分けると博士課程在学者が対象の”DC“(Doctoral Course)と博士学位取得者(取得後5年未満)が対象の”PD“(Postdoctoral)の2種類があります

 

さらにDCは

・博士課程一年次に在学する者が対象の”DC1

・博士課程二年次以降に在学する者が対象の”DC2

に分けられます

 

この二つでは採用期間が異なり、DC1では3年DC2では2年となっています(給料や科研費の額は同じ)

特別研究員の採用倍率について

平成31年度に関しては、DCの採用人数はDC1では約700人、DC2では約1100人です(PDは約350人、SPDは18人

 

博士課程在籍者数が約7.5万人なので、採用者はかなり限られていることがわかります

 

実際の倍率はDC1、DC2ともに約5倍近くになります

 

PDだと8倍にまであがります

 

さらに重要なのが、偏差値50の大学入試で倍率が5倍になるのと、DCの採用倍率が5倍とでは訳が違います

 

博士課程に進学した学生は、それぞれ高い知識と専門性をもったいわゆる選りすぐりの学生なんです

もちろん、東大や京大の優秀な学生と闘わなくてはいけません

 

その中で倍率が5倍となると極めて困難な道のりになることは容易に想像できます

特別研究員採用までの流れ

わかりやすいように、特別研究員採用までの流れを以下に箇条書きで示します

 

・2月中旬に募集要項公開

・募集期間は4月上旬から6月1日17:00 【時間厳守】

・選考結果は10月中旬に電子申請システム上で開示

・書類選考でボーダー付近の方は面接選考を行う(時期は11月下旬から12月上旬)

・面接選考の結果は、1月上旬に電子申請システム上で開示

 

面接選考は、一人当たり10分間の持ち時間があり、最初の4分間で自作したスライドを用いて、簡潔に申請書の内容を説明します

さらに残りの時間で質疑応答という形になります

 

面接の対策についての記事はこちら

 

*この内容は、平成31年度の特別研究員募集要項を参考に作成しています

学振の採用基準を公開

私はDC2で学振に採用されたため、DC1は不採用でした

 

不採用の際は、電子申請システム上で評価点が開示されます

 

それを見ればどういった内容で審査されているのかが一目でわかるので、ここで公開してしまいます

 

評価内容は4点

 

① 申請書から推量される研究者としての能力、将来性

② 研究実績

③ 研究計画

④ 総合評価

 

①~④それぞれ5点満点で評価されます

 

①~③に関しては絶対評価で④は相対評価です

 

私の場合は①が4.00、②が4.17、③が4.00、④が3.50でした

 

また、不採用者の中で自分がどれくらいの順位なのかどうかも、以下の3段階評価で教えてくれます

 

A 申請領域における今回の不採用者の中で、上位20%以内に位置していた。

B 申請領域における今回の不採用者の中で、上位20%超~50%以内に位置していた。

C 申請領域における今回の不採用者の中で、上位50%に至らなかった。

 

私は残念ながらAでした

私の研究室について

本題に移る前にまず私の所属していた研究室について説明します

 

私は化学系のとある大学の研究室に所属していました

 

そこはまだ若い研究室で、担当の教授も私が研究室に配属された年の2年前にうちの大学に移ってきたという状況です

 

もちろん自分に与えられたテーマは完全に新規で論文は一報も世に出ていません

 

だからこれまでに研究室内で特別研究員の採用者なんていないし、参考にできる申請書もない状況です

 

有名な先生の研究室では、毎年数名が特別研究員の申請を行い、その中の何人かが採用されていると思います

 

要するに、これまでに採用された申請書の内容をうまくアレンジすることで自分の申請書を完成させることができるのです(ずるいですよね。笑)

 

私と同じ状況に置かれている読者は、特別研究員に採用される申請書を作成するために人一倍努力しなければならない状況だと思います

 

そのような方にとって、すこしでも私の記事が参考になればと思います

 

申請書作成について興味のある方は【申請書作成編】、面接対策に関して興味のある方は【面接編】の記事もあわせて読んでいただけると幸いです

 

それではまた後程。

 

 

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