【面接編】採用実績のない研究室から日本学術振興会特別研究員に採用された方法

学振申請書作成
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こんにちは。博士ブログの はくし です

 

私はとある大学の博士課程に在籍している際、学振の採用実績のない若い研究室でありながら、研究室内で初の特別研究員に採用された実績があります

 

【学振とは編】では、学振とはどういう制度なのか?採用倍率はどれくらいなのか?また、自分の所属していた研究室についてもまとめています

また、【申請書作成編】では私が学振の申請書を作成する際に意識したこと、実際に実践してみた際の手ごたえなどをまとめています

 

今回は自分の経験に基づいて、学振の面接についてのアドバイスをまとめていこうと思います

 

はくしくん
こんにちは。今回は学振の面接対策について説明していくよ!

学振の面接について

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学振の審査の流れ

はじめに学振審査の流れを簡単にまとめておきます

 

・2月中旬に募集要項公開
・募集期間は4月上旬から6月1日17:00 【時間厳守】
・書類選考の結果は10月中旬に電子申請システム上で開示
・書類選考でボーダー付近の方は面接選考を行う(時期は11月下旬から12月上旬)
・面接選考の結果は、1月上旬に電子申請システム上で開示

この流れをみてもわかりますが、面接選考は書類審査のボーダー付近の方々が対象になる審査です

面接選考の倍率は二倍となり、呼ばれた人の中で評価が高かった上位半分が合格となります

面接審査の内容について

続いて、面接審査の内容についてまとめておきます

 

・一人当たり持ち時間は10分間
・最初の4分間で自作したスライドを用いて、簡潔に申請書の内容を説明
(PCは貸し出しのため、WindowsかMacかどうかをあらかじめ確認しておく。おそらくWindowsです)

・氏名と研究課題名を伝えた後タイマースタート
・残りの時間に質疑応答を行う
・レーザーポインターは貸し出し

 

面接官の人数は3~4名ほどです。最初の四分間で話す内容は、現在までの研究成果およびこれからの研究計画、(研究業績です(4分しかないので、自己評価を話す時間はありません)

スライドの構成を考えよう

さきほども説明しましたが、スライドを用いた発表は4分間です

 

時間配分の目安は以下の通りになります

 

・現在までの研究成果(1:30~2:00)

・これからの研究計画(2:00~2:30)

・研究業績(スライドを見せるだけ&時間調節)

 

これからの研究計画に時間をかけて丁寧に説明する方が望ましいが、自分の研究テーマの背景や結果を理解させることが難しいと感じた場合は、現在までの研究成果の発表時間を伸ばしてもいいと思います

 

研究業績に関しては、発表中に緊張で早口になってしまう恐れがあるため、時間調整用として最後のスライドに置いておくと安心です

もし時間に余裕があれば研究業績の内容を説明し、時間に余裕がなければ最後にスライドを見せるだけで説明はせず、「ご清聴ありがとうございました」と言ってしまいましょう

 

研究業績に関しては申請書を見れば一目でわかるので、今回は重視されません

 

大事なのは現在までの研究成果これからの研究計画です

スライドを作成する際に意識するべきこと

 

スライドの作成で意識すべきことを5点、以下にまとめておきます

 

・伝える情報はできる限り絞り、異分野の人でも理解できるように説明する

・これからの研究計画を理解してもらうために必要な研究成果のみを示す

・研究計画は夢物語にならないように、論理性を意識して示す

・研究計画がうまくいった際にはどう役に立つのか、どのようなインパクトがあるのかを示す

・質疑応答用のスライドを複数枚用意しておく

伝える情報はできる限り絞り、異分野の人でも理解できるように説明する

4分間で申請書の内容の研究成果から研究計画まですべて伝えることはまず無理です

 

ここで伝えたい内容がたくさんあるからといって情報量が多すぎる内容のスライドを早口でまくしたてるように説明するということは絶対に避けてください

 

理由は簡単で、それでは全く理解されないからです

理解できないプレゼンほど聞いていて退屈なものはありません

 

10の情報を出して、3つの情報を理解させるのではなく、3つの情報を出して、3つの情報を理解してもらえるプレゼンを心がけてください

これからの研究計画を理解してもらうために必要な研究成果のみを示す

時間が4分間と限られているので、私はこんなにたくさんの実験をして、こんな結果もあんな結果も出しましたと全部説明していく時間はありません

 

研究費とは研究計画がうまくいくと役に立つことが期待でき、それを成し遂げるために与えられる補助金です

これまでに何をしてきたかより、これから何をするのかが重要なのです

 

したがって、研究計画を説明するために必要な研究成果のみ説明するようにしましょう

研究計画は夢物語にならないように、論理性を意識して示す

【申請書作成編】でも強調しましたが、有名な教授ならまだしも業績のない学生による論理性のない研究計画では夢物語と思われ相手にされません

 

話を聞いていると、『この内容なら成果を出してくれるな!』と審査員に思わせることを意識してください

 

研究成果のインパクトの大きさよりも、論理性を優先してください

研究計画がうまくいった際にはどう役に立つのか、どのようなインパクトがあるのかを示す

ここをしっかりと示せていないと、その研究がうまくいったところで審査員に「だから何?」と思われて終わりです

 

この内容については担当の教授や先輩としっかり議論して作成していくことをおすすめします

質疑応答用のスライドを複数枚用意しておく

発表時間が4分であるにもかかわらず、質疑応答の時間は6分です

要するに質疑応答が合格か不合格かを決めるために最も重視されます

 

想定される質問を可能な限り洗い出し、すべての質問に対するスライドを用意しておいてください

私なら発表のスライドが8枚質疑応答用にさらに20枚は作っておきます

 

また、偶然専門が同じ面接官にあたる可能性もありますが、大体は異分野の先生が面接官となります

 

したがって、質問の内容もとても抽象的なものが多いです

例えば、『どういったところが新しいの?』とかそういった類です

私の場合は、細胞膜の構造を聞かれ少し慌てました。笑

測定機器や測定方法なども聞かれる可能性が高いので、そのあたりもスライドに加えておくといいと思います

 

スライドが完成したら、一度後輩などの前で発表してみて、適当に質問してもらい、想定される質問を出来る限り増やしておきましょう

最後に

色々とアドバイスを述べてきましたが、学振の面接は学会に比べると比較的穏やかな雰囲気で行われます

あまり緊張しすぎず、練習通りやるときっとうまくいきます

 

それでは納得のいく発表ができることをお祈りしております

 

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